ビューティーアドバイス

お肌に栄養?

スキンケア 2021/04/20

 

 

"お肌の栄養クリーム"と称して種々の化粧品が販売されています。

栄養が届くということは、皮膚表面に付けたものが表皮を通過して、真皮にまで入っていくことです。

例えばスキンケア製品を皮膚表面に付けた場合、角質層全体にしみこんでいきますが、それは吸収ではなく「浸透」と言うべきです。
特殊な配合成分で、中には吸収されるものもありますが、"すっごく吸収がいい"と言われている多くは、「浸透」がいいと言う意味に解釈すべきかと思います。

お肌の一番上には「角質層」があります。その下に「顆粒層」があります。
そして角質層と顆粒層の間には「バリアゾーン」(淡明層)といわれる薄い層があって、お肌の内部に異物を侵入させないように守っています。

お肌のトラブルによって、このバリアゾーンに乱れが生じた場合には何をつけても刺激となり、ますます肌トラブルはひどくなります。

角質層と顆粒層の下の有棘層の水分量も違います。
角質層は水分を含みやすく(親水性)、その水分を下の層(顆粒層、有棘層)に入ることも、逆に出て行くこともバリアゾーンは妨いでいます。

角質層の水分保有量20%前後で「しっとり潤ったお肌」、バリアゾーンの下の顆粒層、有棘層の水分保有量は60%~70%です。
角質層が十分潤っていれば、ターンオーバーもスムースに行われ、ぷるぷるで透明感のあるお肌を保つことができます。



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